2011年 02月 24日
プラチナ
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こんばんは。
木曜日ユトリヒトなシアトルリセスです。
たまプラーザにあるスタジオから、今日も生放送でお送りしてきました。
聴いてくださった方々、どうもありがとうございました。
今日のテーマは「プラチナ」でした。
プラチナディスクと言われるものがあります。
ヒットしたCDの売上枚数に応じて送られる「賞」のことです。
日本では日本レコード協会が認定するもので、現在の規定では、シングル・アルバム共に25万枚以上出荷されたものがプラチナディスクと認定されます。
何枚以上、という規定の枚数は各国それぞれ定めている数は違うのだとか。
そもそも、この制度の起源は1940年代のアメリカにあると言われています。
売上に貢献した作品を生んだアーティストに対して、各レコード会社が行っていたもの。その形をとって、R.I.A.A(アメリカレコード協会)から贈られる賞になっていったようです。
賞がつくられた当初は、並はずれた業績を残した楽曲やアルバムに贈られる“名誉のある賞”ということだったようで、特に厳密な枚数でカウントされていたわけではなかったようです。
そこからだんだんと規定も定まり、受賞者には額に入れられた黄金のレコードが授与されるという形に整っていきました。
この額に入った黄金のレコードから、賞の名前も「ゴールドディスク」となったのは言うまでもありませんね。
時代とともにメガヒットが生まれるようになると、ゴールドではたりず、プラチナディスクも登場します。
そして、そのプラチナディスクの上をいく賞も必要となった1999年、アメリカではダイヤモンドディスクというものまで登場します。
不況やネット配信など音楽業界の変化や世相にともなって、今は一時期よりは賞の規定枚数を低くする動きが各国であるようですが、それでもアメリカのダイヤモンドディスクはなんと1000万枚というとてつもない数が規定となっているようです。
ところで、プラチナを日本語で言うと白金。
そこで、白金にあるフレンチのレストランもご紹介。
2006年のオープンからわずか2年であのミシュランガイド東京の3つ星★★★に輝いたお店です。
名前は「レストラン カンテサンス」。
メニューはランチ・ディナーともにおまかせコースのみ。
季節ごとの最良の素材を使い、食材の持ち味を可能な限り引き出したお料理は、その洗練された味に感動さえ覚えるとききました。
ボリュームも満点ながら、旬のお野菜がふんだんに使われているのでとても体にいいのですね!
来店の度に違ったコース内容にしたいから、とお店では訪問客の食事内容などすべてデータとして保存してくれているのだそうです。
これがまた一流たるゆえんなのかもしれませんね。
予約時にアレルギーや苦手なものを伝えておけば、それに配慮したお料理を用意しておいてくれるそうですよ。
ちなみに人気店なので、予約はしていったほうがよさそうです。
2ヶ月さきまで予約が可能とのことです。
詳細はお店のHPを見てみてくださいね。
ちなみにコースは
ランチは、料理とデザートで7皿前後・食後の飲み物 お1人様7,875円(込)
ディナーなら料理とデザートで13皿前後・食後の飲み物 お1人様16,800円(税込)
だそうです。
白金という場所自体がお出かけに行きたい街ですが、その白金の中でもスペシャルな日、スペシャルな時間を過ごしにぜひ行ってみたいお店です。
プラチナは巨大な隕石の衝突によって誕生したのだとか。
そして、実はその歴史もとても古いもののようです。
現存する最古のプラチナ製品は、フランスのルーブル美術館にある「テーベの小箱」。
なんと紀元前700年前後のものとされています。
化粧箱だったようで、エジプトのテーベにある女性神官のお墓から出土されたものと言われています。
発見当時は、その時代に貴重だった”銀”と勘違いされてしまいます。
でも、銀の加工施設ではプラチナを加工できず、なんと破棄されてしまったようです。
その破棄された小箱が、後にスペインの将校ウロアがコロンビアの「ピント川」の河のほとりで発見されました。
この時にも銀と間違われたようなのですが、これを「ピント川の小さな銀 = platina del pinto」と呼んだことから、現在のプラチナ 元素名がplatinumとなったのだそうで。
ももともプラチナをジュエリーとして採用したのは、カルティエ3代目の「ルイ・カルティエ」。
プラチナの特性である粘り強さを生かして、小さな爪での石を留めることを可能としました。
空気などによる変色もほとんどないことから、今ではリング(特に立爪リング)の代名詞とも言われるほどです。温泉などでも変色しにくいのだそうですね!
比較的アレルギーになりにくいという話もきいたことがあります。
ご存知の通り、今ではさまざまなアクセサリーやジュエリーとして使われていますよね。
こんな風に宝飾品として私たちのハートをつかむだけでなく、本物のハート、つまり心臓のペースメーカーにもこのプラチナは使われているそうです。プラチナは血液による酸化もしないほか、生体組織に負担をかけずに、伝導性にも優れているのだといいます。
さらに、自動車業界では、排ガス浄化装置への利用がされていたり。
プラチナは意外とコアな部分でいろいろな活躍をしてくれていたのですね。
さてさて。
来週はもう3月!
3月とは言ってもまだまだ寒い日が続きます。
ちなみに明日は異例の暖かさになるそうですけれども、この寒暖の差で体調を崩したりしないようにどうか気をつけてくださいね。
それでは。
また。
シアトルリセス
木曜日ユトリヒトなシアトルリセスです。
たまプラーザにあるスタジオから、今日も生放送でお送りしてきました。
聴いてくださった方々、どうもありがとうございました。
今日のテーマは「プラチナ」でした。
プラチナディスクと言われるものがあります。
ヒットしたCDの売上枚数に応じて送られる「賞」のことです。
日本では日本レコード協会が認定するもので、現在の規定では、シングル・アルバム共に25万枚以上出荷されたものがプラチナディスクと認定されます。
何枚以上、という規定の枚数は各国それぞれ定めている数は違うのだとか。
そもそも、この制度の起源は1940年代のアメリカにあると言われています。
売上に貢献した作品を生んだアーティストに対して、各レコード会社が行っていたもの。その形をとって、R.I.A.A(アメリカレコード協会)から贈られる賞になっていったようです。
賞がつくられた当初は、並はずれた業績を残した楽曲やアルバムに贈られる“名誉のある賞”ということだったようで、特に厳密な枚数でカウントされていたわけではなかったようです。
そこからだんだんと規定も定まり、受賞者には額に入れられた黄金のレコードが授与されるという形に整っていきました。
この額に入った黄金のレコードから、賞の名前も「ゴールドディスク」となったのは言うまでもありませんね。
時代とともにメガヒットが生まれるようになると、ゴールドではたりず、プラチナディスクも登場します。
そして、そのプラチナディスクの上をいく賞も必要となった1999年、アメリカではダイヤモンドディスクというものまで登場します。
不況やネット配信など音楽業界の変化や世相にともなって、今は一時期よりは賞の規定枚数を低くする動きが各国であるようですが、それでもアメリカのダイヤモンドディスクはなんと1000万枚というとてつもない数が規定となっているようです。
ところで、プラチナを日本語で言うと白金。
そこで、白金にあるフレンチのレストランもご紹介。
2006年のオープンからわずか2年であのミシュランガイド東京の3つ星★★★に輝いたお店です。
名前は「レストラン カンテサンス」。
メニューはランチ・ディナーともにおまかせコースのみ。
季節ごとの最良の素材を使い、食材の持ち味を可能な限り引き出したお料理は、その洗練された味に感動さえ覚えるとききました。
ボリュームも満点ながら、旬のお野菜がふんだんに使われているのでとても体にいいのですね!
来店の度に違ったコース内容にしたいから、とお店では訪問客の食事内容などすべてデータとして保存してくれているのだそうです。
これがまた一流たるゆえんなのかもしれませんね。
予約時にアレルギーや苦手なものを伝えておけば、それに配慮したお料理を用意しておいてくれるそうですよ。
ちなみに人気店なので、予約はしていったほうがよさそうです。
2ヶ月さきまで予約が可能とのことです。
詳細はお店のHPを見てみてくださいね。
ちなみにコースは
ランチは、料理とデザートで7皿前後・食後の飲み物 お1人様7,875円(込)
ディナーなら料理とデザートで13皿前後・食後の飲み物 お1人様16,800円(税込)
だそうです。
白金という場所自体がお出かけに行きたい街ですが、その白金の中でもスペシャルな日、スペシャルな時間を過ごしにぜひ行ってみたいお店です。
プラチナは巨大な隕石の衝突によって誕生したのだとか。
そして、実はその歴史もとても古いもののようです。
現存する最古のプラチナ製品は、フランスのルーブル美術館にある「テーベの小箱」。
なんと紀元前700年前後のものとされています。
化粧箱だったようで、エジプトのテーベにある女性神官のお墓から出土されたものと言われています。
発見当時は、その時代に貴重だった”銀”と勘違いされてしまいます。
でも、銀の加工施設ではプラチナを加工できず、なんと破棄されてしまったようです。
その破棄された小箱が、後にスペインの将校ウロアがコロンビアの「ピント川」の河のほとりで発見されました。
この時にも銀と間違われたようなのですが、これを「ピント川の小さな銀 = platina del pinto」と呼んだことから、現在のプラチナ 元素名がplatinumとなったのだそうで。
ももともプラチナをジュエリーとして採用したのは、カルティエ3代目の「ルイ・カルティエ」。
プラチナの特性である粘り強さを生かして、小さな爪での石を留めることを可能としました。
空気などによる変色もほとんどないことから、今ではリング(特に立爪リング)の代名詞とも言われるほどです。温泉などでも変色しにくいのだそうですね!
比較的アレルギーになりにくいという話もきいたことがあります。
ご存知の通り、今ではさまざまなアクセサリーやジュエリーとして使われていますよね。
こんな風に宝飾品として私たちのハートをつかむだけでなく、本物のハート、つまり心臓のペースメーカーにもこのプラチナは使われているそうです。プラチナは血液による酸化もしないほか、生体組織に負担をかけずに、伝導性にも優れているのだといいます。
さらに、自動車業界では、排ガス浄化装置への利用がされていたり。
プラチナは意外とコアな部分でいろいろな活躍をしてくれていたのですね。
さてさて。
来週はもう3月!
3月とは言ってもまだまだ寒い日が続きます。
ちなみに明日は異例の暖かさになるそうですけれども、この寒暖の差で体調を崩したりしないようにどうか気をつけてくださいね。
それでは。
また。
シアトルリセス
by yutorihito
| 2011-02-24 22:57
| 『ユトリヒト』